今池の家

RC造+木造 
100年躯体を使ってみる
繁華街であった今池、以前ほど活気がないが、昔から住んでいる人が多い下町が残っている。施主は戦前から住んでいる年老いた両親の面倒見るために、ここに家を建てることにした。この辺りは、商業地域で防火規制のある場所、耐火要求はコスト的にも苦労する。そこに大きなコストをかけるのであれば、長く使い続けることをテーマにデザインした。外壁耐火構造の準耐火ロー1を使って、外周はコンクリートの壁を二層分打上げ、壁の内側は木造として、将来暮らし方を変えなくてはイケない時に、大工さんの力で改修できるデザインとした。だから、外壁のコンクリートは百年くらい使って、コストを将来に分散していこうと思っている。


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