工場に家

鉄骨造+木造 リノベーション 
 

スケールの違う、工場と家

内と外の関係
工場だった時は、外と内が明快。作業空間と外。走行クレーンもついていて、建築の鉄骨フレームを製作する空間です。
そんな工場に木造の家を入れてみたところ、家の中、工場の中、それに外の領域に分かれますが、大きな工場スケールは、人の暮らすスケールの
家から見ると外のような内の空間となりました。外から閉ざされているのですが、中間的な空間が生まれました。
内、内、外が内、内外、外と囲まれた中間領域のお陰で、様々な表情の空間が出来ました。

温熱環境
入れ込んだ家は現代の性能として、工場内部は外と家の中との中間的な環境。
雨が入らず風を遮り、夏の日射や冬の寒さを少し和らげます。
構造
工場の既存の2階は、木造住宅を貫通するように挿入されて、バルコニーとその他のスペースを構成しています。
リビングにある工場の2階を支えているポスト柱が、工場に住んでいる事を伝えます。
東に残された工場部分は、おじいちゃんの作業場兼子供の遊び場です。

鉄骨工場に家を挿入

屋外と屋内と工場の中

中間領域

木造部分から工場内に飛び出した部分はバルコニーのような曖昧な空間

工場と家の間

 

古道具と新しい家

つながる家族とモノたち

跳ね出したバルコニー

2階の床は工場に依存しています。

ダイニングからの吹抜

ダイニングとリビングに吹抜を持っていいます

工場の柱がリビングを貫通

鉄骨の工場と木造の住宅は組み込まれているように絡んでいます

玄関からアプローチ

外からは土間続き、どこからでも玄関